複式学級の授業

 複式学級とは、異なる学年の子どもたちを1つの学級に編成したものです。例えば、「3年生と4年生を1つの学級にすること」です。へき地校では地域の特性上人数が少ない学校が多く、複式
 日本の公立義務教育諸学校の学級は、同学年の児童または生徒で編成することを原則としています。しかし、子どもの数が著しく少ない過疎地や学校規模が小さい場合など、特別の事情がある場合においては、政令で定めるところにより、2つの学年の子どもたちを1学級に編成することができます。
 複式学級は、小学校では16人以下(1年生を含む場合は8人以下)。中学校では8人以下。特別支援学級は8人以下の場合に編成できます。(※文部科学省より)

わたり・ずらし

わたり・・・複式学級にみられる授業方法の一つです。先生が学年をわたって授業を行い、他学年の授業を並行して行うことができます。
ずらし・・・わたりを効率よく行うため、授業段階(導入・展開・まとめ)に「復習」、「調べる」などの間接指導を入れ、授業段階をずらして行う授業方法です。

AB年度案

 同一時間に2つの異なる学年が1つの教室で同じ単元(題材、主題)の同じ内容を学習し、単式学級とほぼ同じ学習形態で授業を行うことができるように工夫された指導計画です。
 上下両学年の教材を1年次(A年度)2年次(B年度)の2本の年間指導計画に配分し、2年間で両学年の学習内容を完結するものです。